旅人の季節と日常

アメブロから引越して来ました。

銘酒「くどき上手」を呑み囲炉裏焼を食べリゾバを思い出した

今宵は知り合いに連れられて美味しい囲炉裏焼の店に来ました。


何処に行くのかなあ?なんて思いながら暗い田畑の中を知り合いの助手席に乗って着いた先は、私好みの古民家をそのまま料理屋にしたお店でして、思わず「ほう」と声が出ました。


辺りは真っ暗で、小川のチョロチョロといった水の流れの音だけが聞こえます。


入店すると、先ずは土間があって雛壇が見えまして、「THE日本❗️」でした。



今回は毎回1人でラーメン屋に行ってはマンネリ化して寂しいなと思い、嗜好の違う店を開拓しようと思いまして。

 

やっぱり地元の方やこちらに長く住まれてる方の情報は確かで美味い店に当たりました。






コース料理を頼んでいたらしく、それに追加で飲み物や焼き物を頼んだ次第です。



囲炉裏がある広間へ行くと地元の方が集まって飲んでいる感じではありました。




前菜、






田楽につくね、


こんにゃく、




焼き鳥に牛肉、




梅酒、




女将に「お勧めのお酒ないですか?」と聞いたところ、「なかなか手に入らないお酒が今日はありますよ、くどき上手というのですが」といわれ、即答で「それ一合お願いします」となった次第です。


なかなか手に入らない銘酒、大吟醸「くどき上手」です。






竹筒に入った冷やでいただいたのですが、


確かに呑みやすくフルーティで大変美味しいお酒でした。



ハタハタなど焼きをいくつか追加した後に、


岐阜高山の名物に似た「朴葉焼」を食べ、




締めに蕎麦をいただきお腹いっぱいの大満足の食事でありました。




今日はここ数日の間では寒い方でしたが、こんな日に囲炉裏で暖まり、大吟醸を飲み、色んな話をした事がまた一つ私のいい思い出になりました。


囲炉裏を見て、大江戸温泉♨️物語に勤めるずっと前に奥飛騨福地温泉郷のかつら木の郷という温泉♨️旅館でバイトした事を思い出しました。




あの頃の様な今より真っ直ぐな気持ちでバイトはもう出来ませんが。


何より給料が安過ぎてバイトなんか出来ません。


そこでのバイトは全く楽しくはなかったけれど、囲炉裏をならしたり、炭を割ったり、川魚を串に刺したり、囲炉裏で焼きをしたり、風呂掃除や布団の上げ下げ、朝食の準備、皿洗いなど、いい経験でしたね。。


若くないと体力が持ちませんし、チームワークがあるわけでなく嫌な奴等ばかりでしたけれど。。。休みの日にはA coopまでのんびり歩いて行って食料品を買い物してた記憶があって、周辺の旅館に中居さんとしてバイトで来ていた女の子とA coopで鉢合わせして少し話したり、という記憶や、そこでのバイトの1日が終わり疲れ切って久保田利伸Cry On Your Smileを聴きながら、寮の個室の部屋の天井に、誰かが貼った蛍光ペイントの北斗七星を見ながら未来を描いていたあの頃の場面が思い出されます。


部屋の横には流れが結構強い小川が流れていて、その音がずっと聞こえてましたが、その音と久保田利伸の曲、北斗七星、孤独感、疲労感、色々と思い出しました。


現在の私はあの頃よりずっと強く、タフにはなりましたがその代わり絶望感も増大し、後は死ぬだけですね。


そんな中の今日という人生の1ページは記憶に残るいい1日でした。




You just tried to be mine
たとえ何も 見えなくても
君だけを探している
遠い瞳のまま

涙は止まるけど...