旅人の季節と日常

アメブロから引越して来ました。

政府の方針とは?

暑い毎日もあともう少しでしょうか?

自宅窓から見える稲穂も黄色味がかかってきました。


私はといえば、相も変わらずお酒を飲みながら毎日過ごしています。


時に朝から。


今晩は時間が空いたのでたまにはブログでも書こうか?と思いました。


と言いましても私が書くことといえば、社会的なことや政治、競馬、旅行などですが、旅行には行ってないので近年の日本政府の方針について特に思うことを少し書いてみようかと思いました。

政府の考え方は「社会保障のあり方」と言いますか、財源に縛られた考え方です。

いわゆるMMTの考え方では「政府の借金は国民の借金ではない」何故なら「日本国は通貨発行権があるから」というものですが、日本政府はその様な概念で国を運営してはいません。

国民は何から何まで政府の方針に沿って生きて行かなければならないというわけではありませんが、法を犯すと罰則が科せられますし経済的な考え方、ミクロな個人の生き方も政府が何を考えてるか?を理解して上手く付き合って行くことが大事だと思います。

そこで今晩は日本政府の経済的な方針から個人が経済的にどうするか?を考えたいと思います。

ここで書き起こすことは例えばMMT界隈の方々が政治運動をしていると見落としがちなことについてです。尚、緊縮財政や構造改革、いわゆる新自由主義社会について理解し、既に資産形成に成功された方にとっては「何をいまさら」というものだと思います。


ご案内の通り、日本政府は平成の御代より法人税減税の為の消費税の増税はもとより、一般的な国民を対象に各種増税社会保険料を含む)を行って来ました。

今年は既に相続税が制度変更により増税され、

エコカー減税などが縮小され秋からはインボイス制度が始まるようです。

そしてこれから予定されている増税は、

予定、或いは憶測を呼んでいるものだけでも

2024年 炭素税

2024年 たばこ税 

2024年 退職所得控除

2024年 配偶者控除

2024年10月 消費税 

2025年 道路利用税

とございまして、

これに加えて社会保険料の値上げ、昨今では食料品などの物価高、上り続けるガソリン価格を始めとして全体的な市場価格の値上げラッシュになっている状態、すなわちご承知の通りインフレになっています。

さてどうしましょうか?

と、漠然と思っていたのですが、これはもう政治がどうこうというようなことに現を抜かしている場合ではなくて、個人が出来ることをして自己防衛を図るしかないだろうと、個人的には結論付けた次第です。もちろん今までも政治に意見を言いながらも個人の生活、日常は常に存在し流れて行くものですから、全く私生活を考えなったわけではありませんが、今までは「政治を変えれば」という意識の方が現在の私より過去の自分の中の意識が占める割合が大きかったのかもしれません。

しかし政治は簡単には変わりませんし、日本という国は間違っていようが何だろうが突き進む様な国であり政府です。

話は少し戻りますが、あらゆる増税高齢化社会に伴い社会保障の財源を確保する為とも理解することが出来まして、来年から新NISAが始まります。

今年までは積み立てNISAの年間非課税枠は40万円までで積み立て期間は20年間まででしたが、来年からは年間120万円まで可能になり、期間については恒久的に積み立てることが可能になります。さらに今年までは一般NISAか積み立てNISAのどちらかしか投資が出来なかったのですが、来年からは積み立てNISAと同時に一般NISAにも投資出来るようになるようです。

一般NISAは成長枠投資という名に変えて年間240万円まで投資が可能になります。

非課税枠というのは非課税枠の範囲内で投資したお金が運用されて、そこで利益が出た場合にその利益に対して税金がかからないということです。

日本政府が何を言いたいか?と言うと、「年金も含む社会保障はアテにしないで下さい、自分で投資して老後の資金を貯めてください、投資して増やしたその分は税金かけませんので」というこです。

団塊ジュニア世代までは人口が多いでしょうから急に年金制度が廃止になったりはしないとは思いますが、日本政府はその先は分からないという意味で、恐らく若い世代に対してより強くそのようなメッセージを出しているものと思われます。


ここで問題になって来るのが投資するお金すらない貧困層です。

毎月33、333円を積み立て、ボーナス時にも非課税枠をギリギリまで使い果たすような設定をし、実際年間で40万円を毎年積み立てることは貧困層には出来ないと思います。

よって貧困層生活保護を利用することになるでしょう。ところがインフレになっても生活保護費は上がらないと思われます。

ホームレスで街があふれるか?多分ですが今まで通り、街の人々は臭いものに蓋をするように貧困層を見て見ぬフリをして政府も貧困層は切り捨てて行くのだと思います。

実際現在でも子供食堂やひとり親世帯の貧困のニュースやCMが流れますが、別に私自身も寄付や支援などはしていませんし。殆どの人が自分が生きることで精一杯です。そういう思いもあって政治が変わればいいなと常々思ってはいたのですが、繰り返すようですが政治は変わりませんし、貧困層の方々に政治運動を盛り上げることにより政治に期待を持たせてはいけないような気もします。

とにもかくにも、政治運動で言論人などが「政府による財政政策」を求めているようですが、私はもうその時期は過ぎたと思っています。仕事のパイを財政政策で作っても現在は「人手不足」の世の中ですから、どちらかというと減税や給付による財政出動が求められると思います。よりインフレになると主張する人もいますがそれは間違いであって富裕層に胃袋が多くあるわけではないので、例え富裕層に給付しても消費はさほど増やさないと思います。個人消費が一番多いのは中間層から下の層であり、財政政策でこの層を救うことは出来ます。

しかし日本政府はしませんけど。

結局のところ自分が何とかするしかないわけでして。もしも大金持ちになった人がいたらノーブレス・オブリージュの精神で寄付なりをすればいいと思いますけど、日本にはあまりそういう文化もないのではないでしょうか。


だった広い部屋の隙間をモノを買って埋める毎日ですが、まあ、そのようなことをボーッとしながら考える今日この頃です。