旅人の季節と日常

アメブロから引越して来ました。

雇用の流動性の時代

今夜は自宅ですき焼きを作ってみたのですがイマイチでした。工夫が必要です。


昨晩は通りすがりのこの店をリピート訪問。


大量の九条ネギは蕁麻疹が出てしまったので、今回はもやしラーメンにしてみました。


まあまあです。このお店は味よりも接客と清潔さがウリです。




さて、本日は何を書こうか?と思いましてですねぇ。


目についたニュースから「雇用の流動性」について書いてみたいと思います。


私は以前は新自由主義批判(構造改革)を批判して来たのですが、個人的な認識では安倍政権下で概ね日本の構造改革は終了したとの認識です。


よって安倍政権が終わり菅政権、岸田政権と来たわけですが、現在の個人的な立ち位置はいわゆる「崩壊を加速させる加速主義」を持ちつつ、雇用については「雇用の流動性」が正しいと思っています。


日本政府や政治、低賃金な職場に期待しても無駄だと思うからです。また雇用の流動性は「派遣会社」を連想してしまう為に印象を悪く持つ人がいるとは思いますが、しかし20年経過しても竹中平蔵が消えていなくなったり、派遣会社がなくならないのは何故なんでしょう?日本人は片方で派遣という働き方を認めてるではないですか、自分が派遣社員として働きたくないだけで他人はOK?


これからの時代はそんなのは通用しません。あくまで各自の環境や運や能力によると思いますが、ピンハネするだけの派遣会社はなくして行く方向性が正しいのではないでしょうか。派遣会社は嘘もつきますし。


それに何も「雇用の流動性=派遣会社」ではありませんので。


何故雇用の流動性を推すか?と言いますと、転職によってでしか給与アップは見込めないと思われるからです。


この事に私が最初に気がついたのは、「団塊の世代の一斉退職」時ですから今から6年ほど前でしょうか。安倍政権下で非正規労働や派遣の仕事の賃金が多少上がったのはこのせいです。


そして幸いにしてと言いますか、さらに追い討ちをかける様にして少子化の影響と日本の賃金が諸外国に比べて低い為に外国人労働者から日本は選ばれず労働者不足になっています。


大企業の正社員や公務員は別としてもこの時流を逃す手はないでしょう。




それを証明する様にこの様なデータが示されました。



このニュースを見て私は「そりゃそうでしょう」と思いました。


馬鹿じゃなければジッとしてたって給料は上がるか上がらないか位は分かりますから。



40代50代というと氷河期世代とロスジェネ世代の最初の世代が当て嵌まるのではないでしょうか。


そこでこの硬直した社会、腐敗した既得権益主導の政治を壊す為にも、派遣会社の代わりにベーシックインカムを導入した上で雇用の流動性を促進すべきだと考えています。


ベーシックインカムで月に7万円でも支給されて貯蓄しておけば転居費用や転職資金に出来ますし、ブラック企業に勤めて身動きが出来なくなる事もありません。


またベーシックインカムは人によっては実質、定員制である生活保護制度を頼る必要もない場合も想定されます。さらに万引きなど軽微な犯罪抑止策にもなります。


ベーシックインカムを配ると企業がベーシックインカムがあるせいで賃下げする」という謎理論、アホ理論がありますが、そんな企業からオサラバするのがベーシックインカムです。


忘れてならないのが現在もこれからも人手不足です。時代の流れと共に自動化などで生産性の向上を図り、人手不足も徐々に解消はして行くのでしょうけど直ぐに全自動社会にはならないというのは安易に予想されます。


ブラック企業や頭が硬くて自己保身でケチな経営者や会社は相手にしないとスタンスを労働者が採り、成長も投資もしない様な企業は潰して行くべきだと思います。


構造改革によって壊された仕組みは元には戻りませんから、大東亜戦争後の焼け野原と東西冷戦下のたまたま、偶然でしかなかった終身雇用制度なども完全に壊してしまうべきだと思っています。


昨今の日本社会下で、終わった会社でいつまでも正社員としてしがみついてる方がみっともありませんし、何ら生産性もありません。


その様な企業は本来市場から退場してもらうべきですし、ダメ社員はリストラすべきです。


逆に何故ダメな企業を生かしておいたり、ダメで無能な社員を雇用し続けなくてはならないのでしょうか?


これで割を食うのは外部です。アホなダメ社員を支える為にパートアルバイト、非正規労働者を雇ったり、ダメ企業に税金で補助金を配り増税になったりする。といった具合に害しかありません。




物価高や電気代アップし、さらなる増税が予想される現在で各個人的願望は収入アップのはずです。そのミクロの願望と人手不足や賃上げムードなどの社会情勢が一致した今こそ収入アップを目指したい方々は転職すべきですね。または副業。


直感で時代を先読みし、行動し、少しでも手取り額を増やして行くのが生き残りを賭けた戦いだと思います。


宮台真司氏も「スローガンを疑え」という様に、「一億総活躍」や「女性の活用」「日本を取り戻す」等々、スローガンにはろくなものがありませんが、「経世済民」や「誰かの仕事は誰かの仕事」といった実に幼いスローガンを掲げ、経済ごっこをしてる方々もいらっしゃいますが、ハッキリ言って馬鹿ですし、そんな古臭く綺麗ごとの様な終わってしまった価値観や日本の仕組みは戻りませんし、そういった運動も一銭にもなりません。


かの自民党政権は高齢者政治家や有識者などは頭が悪かったせいか、


「パイを増やす」と言って来ました。


しかし私は仕事のパイを増やすのではなく労働の質や待遇改善を主張して来ました。


安倍政権以前からですが、自民党政権は国民を貧困化させ「仕事のパイ」を増やしてパートアルバイトが結果として増えました。


このパートアルバイトを増やしても、足らない家計の所得を補填するだけに終わってますからムダなことをしてると思います。


わかりやすく言うと、旦那さんの給料や高齢者の年金支給額が十分にあれば奥さんや高齢者は働きに出なくて良かったはずです。


労働先の選択肢が多数あるのはいい事ですが、その事と賃金が低賃金のままというのが同時進行で起こるのならそれは間違った方向性と言えるのではないでしょうか。


政治政策はその都度考えるべきなのですが、各個人はドライに、個人的に合理的に生きて行かなければ自分が損をします。


損をした時、行政や隣人の誰も助けてはくれやしませんので、もはやそういう思いや現実を胸に深く刻んで各個人は強く生きて行くしかないでしょう。


いつまでも終わってしまった事を嘆いても、腐敗した組織にしがみついていても、当人が腐った人間になるだけです。


既得権益というのは嘘をつき、ゴリ押しし、大義名分を作り、バレるまで蔓延りますがこれが日本経済の成長阻害原因です。


それと弱い者からの詐取を目的とした構造改革です。


平成の御世に若者を中心に派遣化したのは現高齢者の終身雇用制度を維持する為です。


それが巡り巡って少子化を招き、経済成長を阻害しています。


人の目や遠慮なんかせず、既得権益は叩き壊すべきですね。


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近年はこの様なことを考えてる次第です。