旅人の季節と日常

アメブロから引越して来ました。

時代遅れの認識とインフラ復活論の間違いとベーシックインカム

こんばんは。


このところ日本の政治経済状況とは裏腹に晴天が続いています。


本日はレントゲンを撮り🩻、自身の身体の現実を突きつけられ、早い時の流れを実感したと共にテンションは低めではあります。




さて、思いつくままにつらつらと書いてはみますが、


政治経済界隈では新自由主義批判から竹中平蔵や維新批判が多いです。


確かに日本経済が長年不調なのは小泉、竹中平蔵自民党、安倍、新自由主義、敗戦国なのではありますが、現実社会はこの30年間新自由主義路線です。


私は安倍政権の初期までは新自由主義批判をしていましたが、安倍政権で消費税増税や移民政策、グローバル化路線、非正規雇用拡大が進み新自由主義社会、自己責任社会が完成する中でこれはもう元には戻れないとの認識に至りました。


モノを壊すのは簡単ですが作り直すのは時間がかかる様に、国や社会の仕組みを壊したならば元に戻るのは時間がかかります。


ミクロ的には小さな会社が終身雇用を採択することはあるでしょうが、日本全体、マクロ的にはそういう事はもう無いと思っています。


労働者の何割かがいわゆる正社員にはなれたとしても昭和の護送船団方式、日本式資本主義社会で企業が福利厚生を持ち、社員旅行や歓送迎会、家や車購入費用の補助をしたり企業が独自にスポーツクラブを持つ様な仕組みには戻れないと思っています。


その様な仕組み、社会情勢の中での不況の原因は所得が低い事に加えて税金が上がり続けている事と昨今では物価高が加わってることであり、仕事の椅子が足るとか足らないという問題ではありません。


正規雇用拡大による中抜き、細切れ雇用に加えてベーシックインカムなどのセーフティネットがない事が国内需要の低迷であります。


原因を理解すれば対処法は家計の使えるお金を万単位で引き上げることしかないと理解出来るはずです。


そうなって来ると、対処法は継続的な給付金政策(ベーシックインカムなど)や住民税や所得税の減免、社会保険料の半額政策などになると思います。


仕組みを戻そうとすると、現在の世の中に蔓延る派遣会社を倒産させなければなりませんが、コレって現実的でしょうか?勿論、派遣会社などない方がいいに決まってはいますが派遣会社の正社員も全員失業してしまいます。


失業すれば当然、雇用が流動して行くわけですからやはりベーシックインカムが必要になって来ます。


お金の話は明日にでも出来ることです。税金は取らなければいいだけですし、給付なら国からお金を直接配ればいいだけですから。



しかし対処法について考え過ぎたり、自己保身に走ったり、終わってしまったことについて、元に戻せと主張したりする事は時間軸からもナンセンスであります。


それに関連して藤井聡などの馬鹿達はいわゆる運送業界の2024年問題についても「インフラ拡大」「1車線を2車線に」と主張したりしています。


その事は究極的にはどうでもしてくれていいのですが、これで日本経済復活、2024年問題解消とは絶対になりません。


何故なら先ほど申し上げた通り、日本経済の不調の根本原因は分配の問題だからです。使えるお金の問題なのに、アスファルトやコンクリートを分配されてもピントがズレていますよね。


インフラは「使うから」とは言いますが、既に目の前にアスファルトやコンクリートはございますよね。またインフラの修理やメンテナンスはそれそのものの問題、壊れたら治すという常識の問題であって、別にそれが日本経済の問題ではありません。


さらに、少子高齢化社会の中でインフラ整備を日給1万円程度やる労働者がいないという現実が横たわります。


結局2024年問題もインフラ整備をする労働者がいないのも、給料が安いという待遇面の話しであって、「インフラが足らないから」ではない事が分かると思います。


トラックドライバーは無料サービスの仕事が多く基本給が安いということで、土建業界はピンハネ中抜き業界というのが問題としてあるのが問題です。


しかし既得権益や中抜き業者などが入り込んでピンハネしているのはどの業界も似たりよったりですから、とどのつまり働く場所やインフラが足らないという問題で皆が困っているのではなくて何度も言いますが「家計の使えるお金」の問題なのです。



引用


冒頭でも述べた通り、国や有識者が2024年問題に対して行っていることは、「荷物に対する対策」ばかりだ。

その姿勢は、働き方改革の本質を全くついていない。

いったい国はどこを向いて働き方改革をしているのか。まず守るべきは荷物ではなくドライバーではないのか。

その企業間で働くトラックドライバーの多くは、労働時間が減ることを歓迎していない。

現場で求められている2024年問題対策は、「長時間労働の是正」よりもまず「給料の保障」なのだ。

昔は「ブルーカラーの花形」と言われるほど稼げたトラック運転職が、労働時間は長いまま、今や全産業平均よりも低い給与水準になっている。

歩合制で働く彼ら。今回の「働き方改革」によって労働時間が減れば、より一層給料が減ることになる。

国や有識者は「労働時間の短縮」ばかりに躍起になり、この運賃・賃金の保障に対して動かない。

このままでは、現場の給料は今後ますます下がることになる。

こうしたことにより、来年度に離職を宣言するドライバーも出てきている

そうなれば来年度はますます荷物が運べなくなるのだ。

そうならぬためにも荷主や消費者の理解や協力が必要になるのに、国やメディアが世間にミスリードさせる情報を出していいのだろうか。

なかには、2024年問題とはどういうものなのかを解説する際、「(2024年問題とは)トラックドライバーの時間外労働時間が制限されることによって、運賃上昇などの"懸念"が広がること」と報じるメディアもあった。

運賃が上昇することは、"懸念"なのだろうか。

運賃の引き上げは、彼らの賃金水準の保障のためにも、実現していかねばならない最重要事項だ。

昨今、各メーカーにおける「値上げラッシュ」が起きているが、その際に発表される値上げ理由には、毎度「物流コストの上昇」が挙げられる。

しかし、企業間輸送に従事するトラックドライバーの給料は、上がるどころかむしろ下がっているという声が大きい


引用終わり





藤井聡の「手当たり次第にインフラ」デマ論についても現実が否定します。




引用


通例、鉄道路線桃花台線は新交通)が開通すれば、利便性が増して人口は増えると考えがちだ。しかし、桃花台ではそうはならなかった。それは、桃花台線が「陸の孤島」を解消するにはほど遠い存在だったためだ。


引用終わり


(余談ですが私は以前、高蔵寺駅が最寄りの春日井市に住んだ事がございましてその際、ピーチライナーを2回ほど利用した事がございます。桃花台は一戸建てのニュータウンでして、そのニュータウンへは高蔵寺駅からは歩いては行けない距離でしたがバスが通っておりまして、急坂という部分では高蔵寺駅により近い高蔵寺ニュータウンという団地がございました)


普通に直感を働かせたり、論理的思考、現実からの思考をミックスさせ考えると「インフラを手当たり次第に作れば何とかなるなんて根拠のないデマやん」と悟る事でしょう。


そして「日本経済の長年に渡る不況の原因は分配や」言うとるやんけという話しなんですよね。


分配しない他人、資本家、国に対して我々一般国民は同胞と思えるでしょうか?


私はそうは思えないでいます。


今が無ければ未来は当然ありません。今を蔑ろにして「未来の子供達の為に」というスローガンは逃げや偽善でしかありません。


何故なら今、分配しなければ未来はないからです。


少子化の原因は所得が低い人が増えて非婚化が原因といわれていますが当然です。


今、分配しないことによって、未来の子供の数そのものが減っている現実が何十年も続いているからです。


もしもこれからもこの現実が続くと考えた場合には、ベーシックインカムを導入すべきです。この制度には公平性がありますし、雇用の流動性にも役に立ちます。


日本の仕組みは取り崩されて行くのですからセーフティネットは張るべきだと思います。


問題を先送りして貯蓄の無い人々を高齢化させると、多数が生活保護受給者になり税金が上がりますから今払うか、先送りして払うかの違いしかありません。


繰り返しにはなりますが、今、分配し、払わなければ確実に日本経済に未来はないということだけは確定しています。


それでも国民は現実を理解しないのなら私自身は、新自由主義を肯定して維新を応援したりしたいと思う次第です。


いわゆる加速主義ですね。


もはやこの様な方向性でしか日本国、日本経済の復活の活路は見出せないでしょう。





瞬きの中 15年間
Rock&Roll 何を少年に あの夏 約束した
今も Travelin' Bus 夜の国道 突走る
見つけたのは
風に舞っている心の奥の暗闇

思い出す 病室で痩せてゆく 父の姿を
痛みから 解かれて 去って行った 独りきり
車の窓に映ってるおれの顔 彼に似てる
Father's son 何処へ向っているの
何を手にしたいの
今夜 On the Road 空しく拳を突き上げ
叫ぶ歌は
答えの無い心の奥の暗闇

Father's son 答えを探さないで
何も意味など無い
You're only Father's son Carry on
覗かないで
勝利も敗北もなく 横たわっている
心の奥の暗闇