この記事を読んでたら無性にドライブに行きたくなったので行って来ました。
私が住んでるのは諏訪市ではありませんが、諏訪湖からですと国道20号線を通り、山梨県道11号線、通称「八ヶ岳高原ライン」を通って行きました。
私はこの道で。
県道11号線に入ると懐かしい気がする。と思いましたが何処か記憶とは違う様な気もします。
しかしある場所に着いて、見たことのある風景に出会いました。
まあまあ人が訪れていて、あぁ、ここ来たなあ、と、でもあの時は確か動物がいたけど今日はいないなあ。ここだったっけ?と思ったのですが、調べると後1週間早く来てれば各動物が見れたようです。
12年前は5月だったのでソフトクリーム食べましが、今日の高原の気温は8℃で肌寒かったので、さすがにソフトクリームはやめて土産屋でクラフトビールとワインを買いました。
富士山が綺麗ですね。
栓抜きも無いし、って、さすがにアルコール度数がそれなりにあるビールを飲んで直ぐに運転するのは気がひけるので、飲むのは帰ってからのお楽しみということで、私はあの時と同じ様に国道141号線まで車を走らせてみることにしました。
そして日本一標高の高い場所にある野辺山駅に行ってみました。
野辺山駅はひっそりとしていて、観光案内所が駅の隣にあるものの、空いているのか閉まっているのか分からないほどでした。
駅前はお店があるというわけではなく、観光客がいるわけでもなく、駅近の郵便局は潰れている様子でした。
駅の時刻表を見ると、本数が利用客の数を表しています。
軽井沢まで行こうか?とも思ったのですが、引き返して清里に寄って帰ろうと思い直しました。
清里に行ったのも12年前が初めてだったのですが、その時は駅前通りは人が溢れている様な感じで、梅宮辰夫の店などがあったのを覚えてます。
清里のイメージは夏の避暑地であり、リゾートバイトやソフトクリームなどの乳製品をイメージしていましたが、12年前は概ねその様な感じでした。
しかし今回清里を訪れて私は愕然としてしまいました。
土日ですから、人はそれなりにいるだろうと何となく想像していたのですが全くでした。
駅舎に入ると「峠の釜めし」は閉店、廃墟になっているようでして。
駅前の商店街は軒並みシャッター通り。
勿論、梅宮辰夫のお店もありません。本人も亡くなっていますし。
駅舎横のロータリー脇にある店舗も売物件になってました。
とても寂しい気持ちになりました。
日本や個人的な思い出も消えて行くようで......
大変ガッカリした気持ちを抱えながら、清里を後にし、私は帰路につき、
141号線をずっと行って帰ろうかな?とも思ったのですが、やはり来た道をなぞるように「八ヶ岳高原ライン」を通って帰りました。
「清里の森」にも寄ってみたのですが、まあ同じく終わった感がありましたね。
さらに途中、道の駅「小淵沢」に寄ってみました。
人はたくさんいまして、「信玄餅」や「ワイン」「高原野菜」などが売ってましたが、何も買わず手作り体験館の方を覗くと「あぁ、何か買いたいなあ」と思ったのですが、不景気だしガソリン代も高くなったし節約の為に衝動買いは避けようと。
もう直ぐ、クリスマスか、と。
本来なら清里や八ヶ岳、軽井沢って一番クリスマスに合う土地だよね。どうしてあんなに寂れてしまったのだろう、原因は日本経済の凋落と少子化と分かっているのに。なんて思いながら何となく切なくなりました。
何かショックを引きずったままの私は何も買うことなく売店を出て、隣接する温泉施設に♨️行ってみたのですが、、。
800円以上して、いつもだったら温泉くらい入って帰るのですがそんな気分にもなれず帰宅することにしました。因みに温泉施設にはお客さんが結構来ているようでした。
振り返り空とアルプスを見上げると空気が二層になっていて、、何だろう。
朝から何も食べてなくて帰りしなにスーパーに寄って惣菜を見て、らんたいむ氏の好きな割引シールを見つけて思わず買っちゃいました。
昨晩作ったクリームシチューと割引カツ丼。
本当なら高原のレストランでソーセージとかピザとか食べながらというパターンでも良かったのですが、何処に行ってもとにかく何となく寂れてるのですよね。お腹もそれほど空かないし。
店員さん達も以前の時代と違って、無愛想な人が増えたような気がしますが気のせいでしょうか。無愛想だったら尚更買いたい気も起きません。
まあ、仕方ないか、と。
ミスチルを聴きながら運転して色々なことを考えました。
"やがてすべてが散り行く運命であっても Oh Hey
わかってるんだよ 多少リスクを背負っても
手にしたい 愛・愛
負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう
ふと自分に 迷うときは 風を集めて空に放つよ
ラララララ ラララララ
心の中に永遠なる花を咲かそう 咲かそう...."
ふと、
もう旅行とか行ってもそんなには楽しくないかもな、なんて思ってしまいました。
そして買ってきたクラフトビールとワイン。
クラフトビールの方が550円、ワインの方が300円ちょと。
ワインは「現存する日本最古のワイナリーで造られたワイン」らしいですね。
帰って先ずは冷やしていた発泡酒を飲んで食事したら、お腹一杯でクラフトビールとワインはまた明日にでも飲もうかと。